2015.11.22~23 ミツカルツアー Long ver.さとやま編@茂木町 に参加しました

参加プログラム:ミツカルツアー Long ver. さとやま編 2回目

report:神奈川県在住 フリーランス M.K さん(女性)

 

つながるオーガニックマルシェ

 

前回の茂木訪問から1ヶ月。その1ヶ月間、自分が茂木でやりたいことについていろいろ考えていましたが、まだ具体的な形が見えてこない中での、2回目のツアー参加となりました。

 

2回目のツアーは、「土に根ざした暮らしを見つめ直す」がコンセプトの「森と里のつながるマルシェ」のお手伝いから始まりました。

 

会場である八雲神社に到着すると、すでにテントが立ち並び、大勢の方々が忙しそうに働いていました。

 

ツアー参加者はマルシェの実行委員会ブースや、自分が気になっているお店にそれぞれ分かれてお手伝いしました。

 

 

私が行ったのは「野菜cafe 廻」さんと「うたし農園」さんがコラボしたお店。

 

肌寒い気温だったこともあり、野菜cafe 廻さんの「ベジ中華まん」が大人気で行列ができていました。

 

私は野菜売り場をお手伝いしました。最初のうちはどうしていいかわからずウロウロしてしまいましたが、うたし農園の広崎さんがお客さんに野菜の説明をしているのを横で聞いて少しずつ覚え、そのうちに自分からお客さんに話しかけることができるようになりました。

 

最初は「珍しい野菜がある」というちょっとした好奇心で足を止めたお客さんも、野菜の特徴や自然栽培についての説明を聞くと、すごく感心した様子で野菜を買ってくださるのが印象的でした。生産者と消費者が「つながる」ことの重要性を感じました。

 

一般的なマルシェでは買い物が終わるとすぐに帰ってしまうお客さんが多いように思うのですが、このマルシェでは子どもも大人も神社の境内で遊んだり、おしゃべりしたり、のんびりと時間を過ごしていたのがとても素敵でした。

 

里山の集会所でのトークイベント

 

マルシェが終わると、夜は「森と里のつながる未来」というトークイベントが開催されました。東京からお招きしたゲストのお話を聞き、もてぎ里山らいふプロジェクトの野原さんも交えたトークセッションを行うというもの。

 

 

ゲストの甲斐さんからは自伐林業について、松浦さんからは「すみだ青空市ヤッチャバ」の活動について、興味深いお話を聞くことができました。トークセッションでは熱心な質問が飛び交い、参加した方々の意識の高さを感じました。

 

イベントの最後は、移動販売のuneさんによるおいしい料理を食べながらの交流会。とても盛り上がりました。

 

里山を景色と食を満喫

 

今回の宿泊場所は「鷲の巣キャンプ場」。那珂川を一望できる絶好のロケーションです。

 

気象条件によっては、雲の海に山々が島のように浮かんで見える「雲海」と呼ばれる現象を見ることができるということで、2日目はがんばって早起きしたのですが、見ることができず残念でした。次に茂木に行く機会があれば再挑戦したいと思います。

 

2日目の朝食は前日の夜に引き続き、移動販売のuneさんの素敵な料理をいただきました。平飼い鶏の卵かけごはんに全員感動!

 

魅力的な移住者の暮らし

 

その後は、Iターンした「たまゆら草苑」の豊口さん夫妻のお宅へ。古民家を改修したときの写真を見せていただいたり、農業についてもいろいろなお話を聞きました。「農業とは生き物の営みそのもの。人間はそのお手伝いをするだけ」というスタンスが素晴らしいと感じました。

 

続いて、Uターンして酪農家と行政書士や税理士の仕事を両立されている矢野さん夫妻を訪問。里山で必要とされている仕事は農業だけではないということについて考えるきっかけになりました。

 

これからのアクションを描く

 

昼食は「そばの里まぎの」でこだわりの鮎天ぷら蕎麦をいただき、大満足!店長の石川さんのお話も興味深かったです。

 

昼食後、ミツカルツアー全体のまとめとなるワークショップを行い、参加者それぞれが茂木・里山でのアクションプランを考えました。

 

2日間の活動とワークショップを通して、それまで自分の中でまとまっていなかった考えが、初めてはっきりと外に出てきました。

 

今すぐ茂木に移住するよりも、里山と都会の中間にいる立場として、両方をつなぐような情報発信を行っていきたい。そのために、自分が持っているWebのスキルを活かしていきたいと思っています。

 

 

他の参加者の方からは「農に関する勉強会を東京近辺で行いたい」というアクションプランも発表されました。ミツカルツアーは終わりましたが、今後の活動がますます楽しみになりました。

 

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。