2016.11.26~27 まちと関わる大切な最初の一歩「ひととまちがつながる旅 第2回目フィールドワーク@栃木市」

集合場所は、栃木市の交通の要である栃木駅。オリエンテーションから約1ヶ月ぶりに会う参加者のみなさんたちも続々到着し、今回のメイン会場となる「パーラートチギ」へ。

ここは地域ナビゲーターのマチナカプロジェクトさんが新しく仕掛けるまちの拠点。

 

パーラートチギに到着し、全4日間に及ぶフィールドワークがスタートしました。

 

 

まずマチナカプロジェクトの大波さん、後藤さん、中村さんから、栃木市のこと、これまでの取り組みや新しく手掛けているパーラートチギについてお話をいただきました。空間、風景、素材、技術といった今ある価値を、これからの暮らしにつないでいこうと、たくさんのひとたちと連携しながら実践されています。

 

 

午後からは、パーラートチギの改修作業に参加。金槌やバールを使って床板の釘打ちや解体など、ひとつひとつの作業がみんなはじめて。後藤さんに教えてもらいながら、丁寧に改修作業を終えました。

 

 

少し一休みした後は、古道具と雑貨のお店「MOROcraft」さんや夕暮れ時の巴波川の川岸をみんなでぶらりとお散歩へ。川沿いの景色が本当にキレイでした。

 

 

夜はトークセッションと交流会。

 

茂木町にあるドライブイン茂木/雨余花に携わるデザイナーの上澤さんとマチナカプロジェクトの大波さんから、それぞれの実践を通して感じた、地域で生きること、暮らしや地域をつなげていくことなど、様々な視点からお話を伺いました。

 

その後は地域の方も集まって、大宴会。夜がふけるまで、交流を楽しみました。

 

 

2日目は、もっとまちを知るために、建物や歴史・文化について話を聞きながらまち巡り。神社や文化遺産など、裏路地を少し歩くだけで、また違う表情を見せてくれました。まちとの接点をつくり出しているシェアスペース「ぽたり」などの見学も。

 

 

その後はまちなかから少し離れて郊外の新波地区へ。

 

農薬、化学肥料を一切使わずに育てているNIPPA米の田中さんを訪ねました。田中さんは、元々東京でフォトグラファーとして活躍していましたが、400年続く実家の農業を継ぐためにUターン。お米づくりや今の暮らしのお話を聞きながら羽釜で炊いた美味しいご飯をいただき、集落や田んぼも案内してもらいました。

 

 

次は旧岩舟町へ移動して、農事組合法人まがのしまの山下さんを訪ねました。元々販売員をしていた山下さんはIターンで栃木市へ。今の仕事に就くまでの経緯やまがのしまでの仕事、地域の方々との関わりについてお話を伺いました。実際に農作物をパッケージする過程を見学させていただき、働いている方々からもたくさんのお話を聞かせていただきました。

 

 

最後は、小商い、ライフイベント、リノベーションの3つから興味あるテーマに分かれての作戦会議です。次回のフィールドワークでは、テーマごとに実際にアクションを起こしてもらうため、地域ナビゲーター3人のコーディネートのもと、どんな企画を行うのか、チームで話し合いをすすめました。

 

次回までたったの2週間。アクションに向けての宿題はたくさんありますが、それもこれもまちと関わる大切な最初の一歩のため。

 

どんなアクションが生まれるのか、ワクワクとドキドキが入り混じった時間を過ごして、密度の濃い2日間が終わりました。

 

 

マチナカプロジェクトのみなさんや栃木市で様々な取り組みをされている方々との出会いを通して、まちの魅力を感じた2日間。次回は実際にアクションを起こす実践編です。

 

お世話になったマチナカプロジェクトとパーラートチギのみなさん、MORO craftの茂呂さん、ドライブイン茂木の上澤さん、NIPPA米の田中さん、まがのしまの山下さん、交流会に駆けつけてくださった栃木市のみなさん、ご協力ありがとうございました。