2016.12.10~11 実際に栃木市でアクションを起こす「ひととまちがつながる旅 第3回目フィールドワーク@栃木市」

前回ツアーからあっという間の2週間後、フィールドワークの第2回目を12/10-11に行いました。

 

前回分かれた3つのチーム「小商い」・「ライフイベント」・「リノベーション」ごとに、学業や仕事などそれぞれの暮らしを送りながらも、合間を見つけながら今回のために準備を重ねてきました。いよいよ実際に栃木市でアクションを起こす番です。

 

それぞれのチームごとに、レポートします。

 

リノベーションチーム

 

まずはリノベーションチームの活動から!

 

リノベーションに取り組む場所は、パーラートチギの2F。雑貨などを販売・展示するスペースへ変えていく最初の一歩に取り組みます!

 

 

初日は、前回キレイに掃除をした床に無垢材を敷き詰める作業から。少ない人数でしたが、マチナカプロジェクトの後藤さんの指導のもと、次々と木材を採寸し、丸鋸で切断。それから、カットした木材を端から順番に揃えながら、床に張っていきます。途中失敗もしながらも、なんとか全て張り終えることができました。

 

2日目は、いよいよメインの土壁塗りワークショップです。

 

もともと壁に使われていた土を丁寧に集め、再生させ、再度土壁の材料として活用しての土壁塗り。栃木市を代表する左官職人さんに教えてもらいながらのワークショップ形式で、たくさんの方が入れ替わり立ち替わり参加して、一緒に塗り上げ、完成させました。

 

この壁を見る度に自分たちが残した足あとを実感し、地域とのつながりを意識できることと思います。作業を終えた後のメンバーたちの達成感に溢れた表情が、そのことを物語っていました!

 

 

小商いチーム

 

このチームは、メンバーの得意なことややってみたいことに、栃木市ならではのモノゴトを組み合わせて、小さい商い考え作り上げていきました。

 

生まれたアクションは、3つ。

 

・栃木レザーを活用した革小物の販売や市内の活版印刷屋「しるし工房」さんとコラボしたワークショップ@ぽたり

・栃木初心者による栃木市の魅力を案内するまち歩きツアー

・事業を加速させる悩み相談コーナー@ぽたり

 

(革小物の販売とワークショップの様子)

 

前回から今回までの2週間、それぞれが日々の暮らしの合間を使ってメンバー間で連絡を取り合い、広報や事前準備を行ってきました。

 

一日目は、まち歩きのポイントを確認したり、革細工の下準備や協力してくれるしるし工房さんを訪ねたりと、最後の準備やリハーサルに時間を費やしました。みな丁寧に準備を重ね、メンバーたちと最後の最後まで準備を重ねていたのが印象的でした。

 

(まち歩きツアーの様子)

 

そしていよいよ当日。ワークショップ、ツアー、悩み相談コーナーとそれぞれたくさんの方々に集まっていただき、持ちうるスキルを活かして、これまでになかった新しい時間を提供することができました。実際に小商いをして、お客さんと会話をし、笑顔を目の当たりにすることでたくさんの学びとやりがいを得られたようでした!

 

(事業相談の様子)

 

ライフイベントチーム

 

最期はライフイベントチームの活動を。このチームは、結婚・出産などのライフイベントに栃木らしさを取り入れるプランを立案、実行するのが目的です。

 

どんなライフイベントに、どんなプランを提案するのか、メンバーと大波さんが話し合いを繰り返して、ひとつのアウトプットにたどり着きました。

 

 

生み出した企画は、このパーラートチギのリノベ-ションにも関わり、この冬に栃木市を離れ、東京へ行ってしまう女性に向けたプレゼントです。

 

動画撮影あり、栃木らしさがつまったプレゼントありと、ワクワクがたくさんつまったサプライズ。当日はあっちこっちに走り回って、準備を行っていました。

 

現在進行形で活動しているので、詳細&結果はのちほど。

 

楽しみにお待ちくださいませ。

 

 

メンバーのみんなが、栃木市で出会った人たちを通して感じたことを自分たちなりに表現し、実践した今回のツアー。市内外関係なく、多様な関わり方や立場の人たちが交じり合うことで新しい視点やまちの楽しみ方が生まれたように思います。

 

今回はそれ以外にも、1日目の夜にゲストを招いての勉強会(ナイトレクチャー)と、2日目の最期には、栃木市のみなさんへ活動報告会を実施しました。

 

ナイトレクチャータイム

 

場の運営とイベントを通じてユニークな人材が集まる仕組みをつくっている、まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆきさんにお越しいただきました。

 

SOOO dramatic!(東京・入谷)やインストールの途中だビル(東京・品川)など、クリエイターの場つくりやそこでのイベントを仕掛けている今村さん。場つくりの好循環のコツなど、これから地域で活動をはじめていきたい参加者へ様々な視点を提供くださいました。

 

 

活動報告会

 

4日間に渡ったフィールドワーク最期のプログラムは、これまでの活動を地域のみなさんや協力してくださった方への報告する時間です。

 

活動の様子をおさめた写真を使いこれまでの時間を振り返り、栃木市で感じたこと、その魅力やこれからやっていきたいアクションの発表をしました。これからどう地域と関わっていくのか、自分たちなりのこれからの栃木市との関わり方や、地方で起こしたい活動など、それぞれの個性やライフスタイルを大切にしたプランを披露いただきました。

 

 

足を運ぶことからはじまった栃木市で暮らす方々との関わり。

 

まずは行ってみて、出会ってみて、感じてみることが、ローカルと関わる大きな一歩になります。

 

またいつでもここに戻ってきたくなる、そんな出会いに溢れていました。

 

今回、現地でのコーディネートをしてくださった、マチナカプロジェクト(パーラートチギ)のみなさま、そしてご協力くださった栃木市で活躍するみなさま、ゲストとしてお越しいただきました まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆきさま、大変お世話になりました。

 

ありがとうございました。