移住ブームが叫ばれる中、移住しないで地方と関わる「関係人口」の考え方をいち早く取り入れ、発信してきた「はじまりのローカル コンパス」。
興味に合わせた3つのステップ「知る」→「行く」→「行き来する」ごとに、
今年も多様な気づきや学び・人との出会いがあり、たくさんの物語が生まれました。
今回は、今年度最後ということで、これまでのコンパスを振り返りながら、
参加者の皆さんと「暮らしやしごと」「ローカルとの関わり方」「地元・栃木県」などをテーマに交流するイベントを開催しました。
また、今年度からはじまった栃木県出身者のためのコミュニティ「Jimoto TOCHIGI」とも連携し、より多くの方々との出会いの場を作りました。
まずは、主催者を代表して、当プロジェクト担当である栃木県地域振興課の関口良平氏より
今年一年取り組んできた想いを交えて挨拶をさせて頂きました。
コンパスを振り返る
次は、コンパスのプロジェクトマネージャー古河より、これまでの取り組みを紹介。
コンパスが大切にするコンセプトやステップごとのツアーやイベント企画の説明に加えて、
3年間通して地域と参加者に生まれた変化や、参加者から集めた声を紹介しました。
参加者の中には、自分と同じ想いを見つけて共感したり、自分に置き換えて気持ちを確かめながら聞いている人も。
そして、コンパスの全体像を聞いた後は、もっと詳しくツアー内容を聞きたくなりますよね?
ということで、今回は「ひととまちとつながる旅」の足利市編と那須町・那須塩原市編を参加者の声を交えながら、紹介していきました。
参加者目線のツアー紹介
足利市編の参加者代表は、生田公二さん。
チームに分かれて挑戦した小商いのことや、小商いをするために色々巡った足利の地域資源のこと、地域のイベントに参加しながら地元の方と交流できたことなどの話を伺いました。また、足利市のキーパーソンが、地域ナビゲーターとしてツアーのサポートしてくれたので、観光では感じることのできない足利の魅力に触れられたと話しているのが印象的でした。
那須町・那須塩原市編は、参加者の小幡泰章さんと現地スタッフの中村舞子さん。
最初に、ツアーで制作したローカルラジオ用のCMを披露。CMで紹介されていたイベントの企画運営に関わっている中村さんから、イベントや那須町の印象についてお話頂きました。
また、ゲストハウスのDIYに積極的に関わっていた小幡さんから、具体的にどんな事をやったのか等紹介して頂きました。
ツアーで生まれた新しい芽
そして、ツアーがきっかけで生まれた新しい動きが…。
今年度のツアー終了後、ゲストハウスづくりに継続的に関わる参加者が数名いたり、
さらには、現地の若者と一緒に任意団体を立ち上げる等の動きが生まれました。
今後の展開に期待が膨らみますね。
コンパス×Jimoto TOCHIGI交流会
ケイタリングは、「The Bridge Bar and Lounge」。
栃木県出身のオーナー伊藤さんが営んでおり、栃木県産の食材をつかったメニューや地ビールや 日本酒も提供しています。
都内にいてとちぎに恋しくなったら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ということで、今年度のコンパスも無事に終えることができました。
今年も、魅力的な地域と素敵な方々に出会い、ツアーやイベントを開催できたことに感謝いたします。
これも、受け入れ地域の方々をはじめ、参加者、コンパスサポーター等、多くの皆様の協力あってこそです。本当にありがとうございました。
参加者の皆さん、
またぜひ栃木県に遊びに来てくださいね。
コンパス一同、お待ちしています!